電波法研究シリーズ6 無線設備


シリーズ第6弾。今回は無線設備について。

無線設備とは、送信設備と受信設備、それに付帯する設備を合わせたものを指します。

電波法では、無線設備について、その能率的な利用を確保するため、周波数の偏差および幅、高調波の電波の質は総務省令で定めるものに適合するものでなければならないと定められています。

では一つ一つ解説を。

まず周波数の偏差および幅について。

周波数の偏差(ずれ)とは、指定された電波の周波数と、実際に空中線(アンテナ)から発射される電波の周波数のずれを言います。このずれが大きくなると、当然他の周波数で運用される無線設備にも影響してしまうため、一定限度の範囲でずれが収まっていることが必要です。

ちなみに航空機局の場合の許容偏差は30✕10の-6乗となっております。緊急周波数の121.5Mhzで計算すると(121.5✕10の6乗)✕(30✕10-6乗)=3.645khz。

周波数の幅とは、電波の仕組み上、情報を乗せた電波だけでなく「搬送波」と呼ばれる副次的な電波も発射されるため、ある程度の幅を占有することとなります。これを占有周波数帯幅といい、この幅は狭いつまり最小限であることが望ましいとされています。これまた設備ごとに定められています。

最後に高調波の強度について。

高調波とは、本来発射される電波よりも高い周波数(アンテナの特性にもよりますが)で放出されてしまう電波のことで、物理的に防げないものです。ちなみに低調波(低い周波数はあまり影響がないので定められていない)もあります。必要な周波数のすぐ外側を帯域外領域、さらにその外側をスプリアス領域と呼び、これらは不要な電波の発射と定義され、強度に許容値が定められています。画像イメージは以下のとおり。

今回はこんなこと路で。次回は電波の型式についてまとめます!


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