第9話「性的虐待の闇」


第8話の閲覧ありがとうございます、励みになっております。引き続きよろしくお願いします。

闇からの使者と邂逅する僕。

あと2話で終わります、多分。

さてこちら月ノ美兎様の配信より着想を得ております。みとあーとなのです。

前話はこちら。

第9話、いきます。

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「闇からの使者」とのやりとりが続く。

突然の性的虐待カミングアウト。

僕はどう答えればいいのか?

一体、僕は何を求められているのか?

答えはわからないが、誠実に向き合おう。

そう決意した僕に、メッセージが届く。

「光弘君、今暇?」

慶子さんからだった。

待っていた相手からのメッセージではないことに戸惑ったが、やっぱり嬉しい。

「うん、時間あるよ。今日は大学では会えなかったね~」

すぐに返信がくる。

「ありがとう、誰かと話し中じゃなかった?オンラインになってたから…」

SNS「幸せの青い鳥」では、相手のオン・オフラインがわかるようになっている。

だから、相手から返信が来るかどうか、おおよその検討がつくのだ。

「あ、よくわかったね。今、例のグループの人とメッセージ交換していたんだ」

慶子さんに返信した途端、「闇からの使者」からもメッセージが届く。

「ごめんね、引かせてしまったかな?だとしたら申し訳ない」

引く、か。

確かに、いきなり「父親からの性的虐待」をカミングアウトされても、どうにもできない気持ちはある。

だけど、それをカミングアウトしてくれたってことは、僕に何かを期待しているんじゃないか?

そう考えたら、この人を無碍に扱うことはできない。

僕は先に慶子さんに返信することにした。

「ごめん、今日はグループの人とのやりとりに集中してもいい?なんだか真剣な悩みみたいでね」

慶子さんからの返信は早かった。

「大丈夫!じゃ、また今度!」

続いてもうひとつの返信を送る。

「正直驚いたけど。引いてはないよ。むしろ、なんで僕なんかに話してくれたのかが気になっているかな」

「なんでだろうね。ボクのことを知って欲しかったのかも」

「過去の性的虐待が原因で、男性不信になったりすることもあるとは聞いたことがある。確かに世の中の男性には、そういう人もいると思う。けど、そんな人ばかりじゃないって知ってほしい」

…ちょっと押しつけがましいか?

でも、トラウマを抱えた人が、幸せになるのは壁があると思う。

その壁を取り除くのか、忘れさせるのか。

手助けができれば、こんなに嬉しいことはない。

返信がくる。

「うん、ちょっとトラウマにはなっているよ。幸いにも、直接性的な行為をしたわけじゃなくて、体を触られたくらいなんだけど…それでも、男の人が苦手な気持ちが消えなくて」

体に触られたくらい、か。

でも、信頼していた父親に突然そんなことをされたら。

…耐えられないだろうな。

アカウント名の「闇からの使者」ってのも、中二病じゃなくて、本当に闇を抱えて生きている証左なんだろう。

「嫌だよね。身内ならなおさら…どう言えばいいかわからないけれど。無理せず、少しずつ克服していくしかないね」

「ありがとう。ちょっと心がすっきりした。実は、このことを話すのは、君がはじめてだよ。良かったら、今後とも仲良くしてね!」

なんだかわからないけれど、どうにか「闇からの使者」の求めていた答えには辿り付いたらしい。

いや、ただ「地雷」を踏まなかっただけかも知れないが。

「それは良かった!こちらこそよろしく、相互フォローしよう」

気付くと鍵アカウントは僕に開放されていた。

…慶子さんをないがしろにしてしまったが、明日謝ろう。

僕は寝ることにした。

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以上です。

あと2話、がんばるぞい!

さて、月ノ美兎様の商品紹介です。みとあーとの務め!

読んで頂き、ありがとうございました!感想などコメントいただけると嬉しいです!


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