人狼ジャッジメント小説~9人地獄編~3日目夜

3日目夜。果たして処刑されるのは…?前回記事はこちら。
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投票が始まる。参加者は次々と投票を済ませていく。
チャン「霊能者である私が開票しよう」
マイクとスーザンは黙っている。
チャン「投票結果は…スーザンが5票。マイクが3票だ。スーザンが処刑される…ことになった」
スーザンは青ざめた顔で叫ぶ。
スーザン「なんで…どうしてよ!私がどうやって二人を殺したっていうのよ!!!許さないわ!」
マイク「しかしルールはルールだ!俺だって殺人なんてしちゃいねぇ!」
トーマス「落ち着くんじゃ!」
スーザン「落ち着けるわけ無いでしょ!?」
スーザンはなおも抗議する。
アンナ「私は…もうわかりません…」
フェイ「ほんとうに処刑するの?一体誰が出来るの?」
重い沈黙が流れる。
ジェイ「私がやりましょう…狩りには慣れているし、銃の心得もあるつもりです」
スーザン「嫌よ!この人殺し!」
ロディ「なんだよ、そんなに嫌がるなんて。本当に人狼なんじゃないの?」
チャン「それは処刑してみないとわからないはず…だが」
マイク「さっきから人ごとみたいにいいやがって、クソガキが…!」
アンナ「マイクさん、クソガキだなんて…怖いです」
ジェイ「そうだよマイク君。今日は、スーザンさんが人狼だと信じて…処刑するしかないんだ」
チャン「ジェイさん…処刑をお願いする」
トーマス「うむ…やむを得んじゃろう。アンナ、フェイ、ロディは部屋から出るのじゃ」
アンナとフェイは部屋から出る。ロディは部屋に残るようだ。スーザンの叫び声だけが響いている。
銃声が一発。
処刑が終わったのだろう、スーザンの声は聞こえなくなった。
チャン「最悪だ…なんでこんなことに…」
トーマス「…今日も夜に占おう。これで最後だといいのじゃが…」
ロディ「偽物はもういいですよ。トーマスさん。僕が占います」
マイク「疲れた…今日は休ませてくれ」
ジェイ「マイク君…気を確かにな」
チャン「アンナちゃん、フェイちゃん。君たちも今日は休みなさい…」
3日目の夜が終わる。あと屋敷に7人。人狼は果たして…