ああ穴掘軍隊、弾痕物語~俺の臀は貴様と共に~第12話


第12話。木村の反応は…?

前回記事はこちら。

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ティッシュを受け取ろうとする木村。

すると庁舎の外から、怒号が聞こえる。

「待て!止まれ!」

門番が叫ぶ声があたりに響き渡る。

「おっと、またか…」

木村はそう言うやいなや、教官室の外に飛び出す。

「なんだ、不審者でも入ったのかな?三四郎君、どうしようか?」

二郎は三四郎に問いかける。

「どうもこうもねえだろ!とりあえずついて行こうぜ!」

三四郎が飛び出すのを追いかけ、二郎も走り出す。

「そっちだ!捕まえろ!」

通路を走っている間も、怒号がそこら中から聞こえる。

パパーン!

突然銃声が二発。

外に出た二人の眼前に写った光景はー

そこには、一人の男が倒れていた。

一見して「手遅れである」ことがわかるほどに、はっきりと胸元が血で染まっていた。

「君達は下がっていなさい。まだショッキングだろう」

二人の前に立っていた木村が、声をかける。

まるでありふれたものを見るかのような、無機質な声で言う。

二郎は目の前で起こったことが理解出来ず、立ち竦んだ。

そんな二郎を見た三四郎が、慌てて二郎の肩を抱いて木村に答える。

「わかりました、俺達は待っています!」

二郎は呆然としたまま、動けずにいる。

三四郎がなんとか庁舎内に二郎を引き入れた。

「おいおい、いい加減にしろよバカ野郎!しっかりしろよ二郎!」

三四郎の怒声を耳元で聞き、二郎は我に返る。

「あ、ごめん三四郎君…」

二郎はキョロキョロと、辺りを見回す。

「もう大丈夫、歩けるよ…迷惑かけてごめん、ちょっとショックで…」

三四郎が安心して二郎の肩を叩く。

「ん、まあいいさ。俺だって直視は出来なかった。とりあえず木村さんを待とうぜ」

二郎は頷くと、三四郎と並んで教官室に戻っていった。


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