ああ穴掘軍隊、弾痕物語~俺の臀は貴様と共に~第11話


第11話。ジャンケンに負けた三四郎は…

前回記事はこちら。

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部屋の隅に移動した三四郎を後目に、二郎は考えていた。

この先も事ある毎に、男色を強要されるのだろうか。

その度に避けられれば良いが…

シコシコ、シコシコ。

三四郎の自慰の音が、リズミカルに室内に響く。

二郎はなるべく聞かないようにしながら、思考を続けた。

「おう、終わったぞ!」

三四郎がティッシュの包みを二つ持って二郎に話しかける。

「ああ、ありがとう」

二郎は答えながら、そのうち一つを受け取る。

生命の温かみを感じる包みだった。しかし三四郎のものを包んでいると思うと、二郎は途端に気恥ずかしくなって目を背ける。

「そんな顔するなよ二郎…俺の気持ちを考えろよな!」

三四郎は怒ったようなおどけたような、何やらわからない口調で言うと、部屋を出る。

「あ、ごめん三四郎君!」

二郎は慌てて追いかける。

士官室の前に来ると、二人は口裏を合わせる。

「いいか二郎、お互い手でしたことにするぞ?」

二郎は黙って頷く。

ガラリ。

士官室のドアを開けると、ちょうど木村が目の前にいた。

「お、早かったな?もう少し逡巡すると踏んでたんだが…」

木村は二人に近づき、包みを見る。

「ふむ…その様子だと、出したことは出したようだな」


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