ああ穴掘軍隊、弾痕物語~俺の臀は貴様と共に~第6話


第6話。庁舎で待っているものは?

前回記事はこちら。

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穴堀軍、第3訓練隊庁舎。

そう表書きされた無骨な庁舎に、北島に連れられた二人は、足を踏み入れた。

庁舎に入ると、そこにはいくつもの部屋があった。

第1教育室、第2教育室、会議室…などといった札がかけてある。

「おう、お前たちはここで待ってな。そのうち先生が来るからよ」

そういうと北島は、第1教育室に二人を案内し、どこかに去っていく。

「わかりました、ありがとうございます!」

二郎はそういうと、教育室の椅子に座る。

三四郎もそれに続いた。

「やれやれ、これからどうなんのかねぇ…」

三四郎は相も変わらず、気だるげだ。

二郎は、三四郎に話しかける。

「なあ、三四郎君。君はなんで穴堀軍に入ったんだい?見たところ、そんなにやる気があるわけではなさそうだけど」

二郎は三四郎を見つめる。

出会った時から疑問に思っていた問だった。

「あ?俺の志望理由?」

三四郎は言いながら、口ごもる。

「あー…まあなんつうか、うち貧乏でさ。俺が働かないと、家族が困るっつうか…そんな理由だ」

三四郎は二郎に聞く。

「お前こそ、なんでこんなとこ来たんだ?言っちゃ悪いけど、軍事政権をとるような軍隊だぜ?いつ危ない目に会うやら…」

二郎は、改まって答える。

「僕は、軍隊で一華咲かせたかったんだ。憧れがある。それに、名前のとおり次男でね。どうせ実家にいても、居場所がないんだ…」

二郎は、自嘲気味に笑う。

「へぇ…案外苦労してんだな、お前も」

そんな話をしていると、教育室の扉が、ガラガラと音を立てて開いた。


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