ああ穴掘軍隊、弾痕物語~俺の臀は貴様と共に~第5話


第5話。前回記事はこちら。

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訓練所の前に立った二人は、異様な雰囲気を感じていた。

屋外に簡単な門があるだけの「訓練所」には、先客がいた。

正確には、すでに訓練が行われているところだった。

中では木刀を使った模擬戦が行われ、そこかしこで雄叫びと、うめき声が聞こえる。

いかにも軍隊らしい、一目で危険とわかる訓練だった。

二郎はショックを隠せない表情を見せるが、三四郎は意に介さない様子だ。

北島は二人を中に招くと、端に立たせる。

「どうだ、ビビったか?こんな感じで軍隊ってのは訓練するんだ」

二郎は臆病な感情を出すまいと必死に取り繕う。

すると、三四郎が口を開く。

「北島さん、いきなりこれをやれってんですか?死んじまいますよ、こんなの」

北島が応じる。

「お、三四郎良いとこに気がついたな、お前!そのとおり、いきなりここにぶち込んだりしねぇよ、大事な新人さんだしな…」

二郎はほっとしたように北島に聞く。

「すると、僕達は別の訓練を受けるんでしょうか?」

「んー、まあその前に身体検査だな。体力測定もして、他にも座学で知識もつけながら訓練する感じだ」

そういうと、北島は訓練所の奥の建物を指さす。

「あれが勤務する庁舎ってやつだ。オンボロだけどな、あそこに医者やら教官やらも居る」

北島が指さした先には、5階建ての無骨な建物がそびえ立っており、屋上には穴堀軍の物らしき軍旗が翻っていた。

「んじゃ、着いてきな」

二人は再び北島についていく。


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