僕が知らぬウチに~女教師寝取られ地獄 第36話 最終話


最終話。衝撃の結末は…忠男君目線。前回記事はこちら。

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「…えっ?えっ?何、何でここに電話してるの忠男君?」

それは紛れもなく、愛菜の声だった。

聞きなれた愛菜の声。

間違うはずもない。

どこかで間違いだと思いたかったけど…本人だった。

僕は、愛菜のスマホを盗み見た。彼女がシャワーを浴びている時だ。

遊佐なる生徒と、ホテルで会う。

それだけで、情報は十分だった。

愛菜が予定の時間に、下手な言い訳をして出ていった。状況証拠も揃っていた。

そうなれば、時間を逆算すればどこのホテルに行ったのか、検討がつく。

田舎のラブホだ、部屋を特定して電話を掛けることなんて、なんでもない。

「…なあ愛菜。何でなんだ、何故僕を裏切ったんだ?」

僕は彼女を問い詰める。

「嫌よ、裏切ってなんかない!これは脅されて仕方なく…」

「ごめんな、愛菜。君のスマホを見たんだ。大体わかってる」

すべては知れなかったが、少なくとも今ラブホにいる愛菜は、自ら出向いたのだ。

「きっかけはどうでもいいんだ、愛菜。不幸なことだったのかもしれない」

僕は深呼吸をする。涙が頬を伝う。

「…でも、今君は自分の意思でそこにいるんだ。遊佐ってやつとのエッチはさぞいいのかい?」

そう、愛菜のスマホからは、僕との性生活への不満が露骨にやり取りされていたのだ。

「そんな…酷いわ、勝手に見るなんて!事情も知らないくせに!」

愛菜は泣きじゃくっていた。電話越しにも伝わってくる。

「だって…仕方ないじゃない、写真とか動画まで、最初に撮られていたのよ!?それに…」

言いかけた愛菜の後ろで、男の声が聞こえる。

「…ちょっと待って、遊佐君!」

「うるせえな、おもしれぇから貸せよ!」

電話口に、寝取り男が出てくる。

「あーすんませんねぇ、愛菜センセの婚約者さんですよね?」

「…ああ、そうだ」

僕は短く応える。

「いやー愛菜チャン、俺のセフレになりたいって聞かなくて。あんたよっぽど下手だなぁ」

遊佐は笑いながら続ける。

「ってわけでぇ、彼女俺がおもちゃにしちゃうから。こんな尻軽女、もうどうでもいいっしょ、あんたも?」

悔しい。最初は愛菜も本意じゃないのは分かる。

だが…僕には、もう彼女を愛する自信がなかった。

「…ああ、もうそんな女のこと、知らないよ。好きにしてくれ」

僕は言いながら、声が震える。

愛菜との思い出が走馬灯のように脳裏を駆け巡り、涙が止まらない。

「遊佐君だっけか。せめて彼女を幸せにしてやってくれないか?」

僕は、自分が何を言ってるのかよく分からなくなりそうだったが、それしか言葉が出なかった。

寝取り男に、婚約者を幸せにしてくれと頼むなんて。ピエロもいい所じゃないか。

「はぁ?幸せってなんすか、馬鹿じゃねえの!?」

遊佐は余程面白いらしく、ケラケラ笑う。

「愛菜はただのおもちゃだって!やるだけやったらそうだな、ソープにでも沈めとくわ」

…最低なヤツだが、もう力が入らない。

「んじゃ、愛菜ちゃんと最後に喋らせてやるよ!」

愛菜の嗚咽が聞こえる。

「…ごめんなさい、ほんとうにごめんなさいぃ…見捨てないで、助けて!」

しかし、それでも無理だった。

…僕は、機械のような声で言い放つ。

「無理だよ、愛菜。さよなら」

こうして、僕の…いや僕達の婚約生活は終わった。

その後、愛菜がどうなったかは知らない。知りたくもなかった。

TheEND


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