僕が知らぬウチに~女教師寝取られ地獄 第32話
2020年4月4日

第32話。愛菜目線。前回記事はこちら。
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サー…
シャワーを浴びながら、私は不安に苛まれていた。
忠男君ので、感じなかった。
たったそれだけのことだけど、婚約者なんだもの。
気付くと私は、股に手を伸ばしていた。
遊佐君とのことを思い出して、無意識に体が火照る。
最低な男だけど、体の相性だけは…最高なのかも知れない。
いけないと思いつつも、背徳感もあって余計に体が火照る。
…また、交渉しないと。
今度は強い態度で、写真や動画を消させる。
そう思いつつも、私は遊佐君を体が求めているのを実感していた。
いけない、あまり長湯すると…忠男君を待たせているし。
私はシャワーを終わらせて、忠男君を呼んだ。
「ごめんね、先に浴びさせてもらって」
忠男君は、慌てて私のスマホから手を離す。
「ああ、大丈夫大丈夫。僕も浴びてくるよ」
「忠男君…?私のスマホ見たの?」
私は不安に思って、問い詰める。
「いや、着信がまたあったみたいでさ、バイブがうるさかったから…止めただけだよ」
そういいながら、忠男君はシャワールームに入っていく。
「そっか、ごめんね」
本当に…見てないわよね?
スマホ画面を見ると、遊佐君からのメールが来ていた。
…中身は開かれていないみたい。
「おい、返事しろよ。今日もあのホテルに来い。婚約者には、上手いこといっておけよ」
…そんなメッセージだった。
私は、忠男君への言訳を考えながら、着替えをはじめた。