僕が知らぬウチに~女教師寝取られ地獄 第26話
2020年3月21日

第26話。忠男と愛菜の会話。前回記事はこちら。
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僕は、黙って愛菜のシャワーを待つことにした。
嫌な予感がする。
僕たちは、何か大事なものを失っているんじゃないか?
そう思うと、茶の味もしない。
胸がざわつき、やり場のない怒りを感じる。
---ガチャ
愛菜のシャワーが終わったらしい。
「ごめんなさい、忠男君。ちょっと体調悪くて…」
愛菜の顔は、明らかに暗い。目元が腫れているようにも見える。
「ああ、こっちこそごめんね、愛菜。でも心配なんだ。落ち着いたら、何があったのか話してくれないか?」
愛菜はそれには答えず、僕の向かいに座った。
「何でもないのよ、忠男君。ちょっと仕事が忙しくってね…」
「そう…なのか?本当に何も無いのか?」
僕は矢継ぎ早に続ける。
「例えば、あの男子生徒に嫌がらせされてる、とか?」
すると、愛菜は明らかに顔が青ざめた。
「そんなわけ、ないじゃない!」
---ピロリン♪
愛菜のスマホの、着信音が鳴る。
愛菜はスマホの画面を覗くと、慌てて席を立つ。
「ごめんなさい、強い言い方になっちゃった…でも、本当に何にもないのよ、忠男君」
そういいながら、愛菜は寝室に向かった。
僕は、その背中を見送ることしかできなかった…
一体、誰からの着信だったんだ…?