僕が知らぬウチに~女教師寝取られ地獄 第16話
2020年2月15日

第16話。悪夢の夜が明け…前回記事はこちら。
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夜が明け、朝6時。
僕は目が覚めると、いつも隣で添い寝しているはずの愛菜は、そこには居なかった。
「…愛菜?」
不安になった僕は、愛菜の名前を呼ぶ。僕の方が出勤が早いため、先に目が覚めるのが恒例だからだ。
…返事はない。
「おーい、愛菜?」
僕は洗面台に向かいながら、なおも呼びかけを続ける。
すると、浴室の方からシャワーの音が聞こえる。
…愛菜が朝風呂なんてするだろうか?
僕が知っている愛菜は、これまで朝風呂なんてしたことがなかった。
「あ…ごめんなさい忠男君…」
愛菜がちょうど浴室から出てくるところらしく、顔だけ出していた。
「ああ、ごめん愛菜。朝風呂なんて珍しいね」
「…ごめんなさい。着替えるから、少し待っててくれる?」
愛菜の声は、明らかに暗い。
「わかった。先に着替えているよ」
僕は返事をすると、仕事の準備をはじめた。
一体、なんなんだこの違和感と、嫌な予感は?
今日仕事が終わったら、聞いてみよう。
何か嫌なことがあったのかも知れない。