NATOは脳死? フランス大統領が批判
2019年11月8日

今日はこんなニュース。久しぶりの軍事記事。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191108-00000002-jij_afp-int

NATO主要加盟国であるトルコのシリアにおける一方的な行動を受け、フランスのマクロン大統領がNATOは脳死に陥っていると批判的に論じた、というニュース。
これについてアメリカやドイツからはNATOを擁護する論調がでる一方、ロシアは「最高の言葉だ」と称賛したそうな(笑)
では、NATOとはそもそもなんなのか?
NATOは North Atlantic Treaty Organizationの略称で、北大西洋条約機構と日本語では訳します。
その名の通り、もともとは第二次世界大戦後のヨーロッパにおいて、ソ連の脅威に対抗するためアメリカを抱きこんでドイツを抑えるために結ばれた同盟です。
ちなみに日本も協力関係にあります。
最近では対テロ戦争にも役割を見いだそうとしていますが、アメリカのトランプ大統領は例によって「負担金の不公平」を理由にその存在意義に疑義を呈し、離脱をほのめかしていたりします。
そんなNATOなので、もはや反ロシアという目的以外には、存在意義を失いつつあることも確か。
しかし、日本的にはロシアは目下利害関係がもろにあるので、敵の敵は友といった形で、できれば利用していきたいところ。
ただ、米軍が突出して強いため、フランスやイギリス軍との間で戦略的な意思決定の統一は難しいでしょうね。
ロシアが素直に喜んでるのはちょっと面白いな、と思ったニュースでした。
中国のがやばいんだよなぁ…