EU共用空母? ドイツ次期トップが
2019年4月2日

実は当ブログ航空・軍事関係も扱うと宣いながら、今まで一切扱ってませんでしたので、申し訳程度に。

画像は産経新聞サイト様より。
ニュース概要は、ドイツのメルケル首相の後継者と目される方が、EUの絆を象徴するプロジェクトとして「EU共同保有の空母」を建造しようと力説したとか。
これに対し、欧米各メディアは批判もしくはあしらう程度の報道なんだとか。欧米ニュースの報道を一切確認していないので、信憑性は産経新聞様に依存してますが。
さて、これについて思うところを。
まず、ドイツが軍事的な面でリードをとろうとすることは、EUではあまり歓迎されないでしょうね…前世界大戦の件もあって、未だに警戒されているのではないでしょうか?
東アジアでいったら、日本が空母やら核武装するなんていったら、中国・朝鮮半島が黙っていないようなものではないでしょうか?
また、EUもいろいろと内紛がありますよね。
経済的にはギリシャの破綻だったり、ドイツの移民であったり、フランスのデモだったり、イギリスのEU離脱交渉だったり…
とても一枚岩で「EU軍」としてまとまった戦力になるとは思えません。それに空母だけ作ってもなぁ…単独で運用するもんじゃないし。それこそ象徴としての存在だけになりますよね。
国連軍のように、せいぜい各国の軍隊が共同してことにあたる程度が限界というか、コスパもそれが一番いいのでは?
EU共通の敵というのも、利害関係複雑過ぎて現実的じゃないしなぁ…
というわけで、私的には実現しないだろうなと思います。それよかEUが解散というか別の形になる確率の方が高いだろ!っと思うニュースでした。
…地球防衛軍というか、力を合わせて外敵を防ぐ、みたいな流れは熱いとは思うんですが現実はね。