脳死移植番組でTBS提訴
2019年4月18日

ニュース記事です。

脳死肺移植手術を密着取材したTBSのテレビ番組について、臓器の提供元になった男児の御両親が、精神的苦痛を受けたとして提訴。TBS側は訴状を読んでから、対応を検討するそうです。
これは…自分の身に置き換えると、御両親の思いは如何ばかりかと思いますね。
1歳で脳死判定を受け、臓器移植を承諾するのも相当な覚悟だと思いますし…執刀医のコメントなぞ聞きたくなかったでしょうね。
しかし脳死判定や、臓器移植はやはり人間の尊厳に関わる部分であり、ある種究極の選択、のような面がありますね。
ディベートの題材としてもよく選ばれる、まさに正解がないというか人それぞれ考え方が違ってしかるべきものだとは思います。
私個人的には、脳死判定は慎重派です。自分や他人関係なく、未来の技術に希望をもてる以上、命を諦めたくない。いつか目覚めるかも、と思ってしまう…
ただ、臓器移植によって、脳死判定を受けた人の命が、別人の命の中で生きていく、という考えもわかります。きっと、それが現在の技術では御遺族を納得させる大きな要素であろうなと。
皆様はいかがでしょうか?
このニュースについては、どのような取材方法で、どこまで公開するか等、細かい取り決めがなされていた可能性もありますし、どちらの言い分が正しいかは、今後裁判で明らかになるのでしょうが。