改憲議論をアンケートで聞くことの意義。メディアは操作しすぎ!?

元記事はこちら。天下の朝日新聞様だぞ!https://news.yahoo.co.jp/pickup/6358805

本記事は、Twitterでフォローさせて頂いている方にインスピレーションをもらって書いたものです。感謝しております。
さて、記事について。
改憲議論について、国会で憲法改正の議論を急ぐ必要があるかどうかを郵送で尋ねました。結果これです、というもの。
結果、急ぐ必要はないが72%、急ぐ必要があるが22%とのこと。
安倍政権が訴え公約にもしている憲法改正について「国民の意識は高まっていない」というのが趣旨…ですよね、多分。
これについて思うことを。
いつも感じているのですが、アンケートでこういった政治関連を聞く時って、会社の意思が必ず反映されるんですよね。
意図してかせずか、それがアンケ-トの聞き方にも現れるわけで。
今回の記事で言えば、時期的にコロナで大変な状況下で「憲法改正を急ぐ必要があると思いますか?」っていう聞き方。
この時期この聞き方じゃあ「そんなんしてる場合じゃねえだろ!」ってなるのが人情ってもんで。そら反対派ばっかりに見えてしまいますよね。朝日新聞は狙ってるんでしょうが。
9条関連もそう。ただ単に「9条を変える必要があると思いますか?」って。
人間には「過去これでやってきて大丈夫だったから、ここから先も大丈夫」と思いたくなる性質があります。
なので、理由をつけずにただ「変える必要があると思いますか?」は、結果が分かりきっています。これではダメでしょう。
例えば「他国からの侵略に対し、その都度政府や国会で憲法解釈上の立場を問うたり、自衛隊が違憲に見える現憲法で、国を守れると思いますか?」とアンケートするならわかる。それくらい、現状を変えるという選択肢をアンケート調査で意識を図りたいならしないと。
愚痴はここまで。次はちょっと面白いなと思った部分。
記事の中程にある「緊急事態条項」の部分。以下イタリック部は記事から引用。
自民党が改憲案に盛り込んだ「緊急事態条項」も尋ねた。大災害時に内閣が法律に代わる緊急政令を出し、国民の権利を一時的に制限するなどの「緊急事態条項」の創設について3択で聞くと、「いまの憲法を変えずに対応すればよい」57%(同55%)、「憲法を改正して対応するべきだ」31%(同28%)、「そもそも必要ない」8%(同10%)だった。
※(同〇%の部分は、昨年調査との比較)
これってですよ…
つまり「コロナウイルス」という予想外かつ戦争レベルの緊急事態を経験している国民は、現行憲法に「このままではダメだ」と明確に認識しているってことになりませんか?
去年より「憲法を改正して対応すべきだ」が上がってしまってるんですよ、これに関しては。あれあれ?表題と違いませんか…?急いで改正じゃない!とか?
朝日新聞様はここはさらっと流して「両論併記」のつもりなのかな…?
というわけで、ニュースを読むとき、特にアンケート記事についてはよくよく考えて読んだ方が良い、という記事でした。