イエメン内戦 両軍に子ども兵
2019年7月17日

お疲れ様です、本日は暗いニュースから。元記事はこちら。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190717-00000034-jij_afp-int

イエメンで5年にわたって続いている内戦。政府と反政府派組織による泥沼です。
NGOの調査で、両軍に「子ども兵」の存在が確認され、人権的に危機的な状況だとのこと。
学校も2000カ所以上破壊され、子どもが連れ去られているのだとか。
これは…きついニュースだなと思います。
内戦に巻き込まれて不安定な精神状態のところ、未熟な子どもに武器を持たせて戦わせる。
大人に命じられたら、子どもは戦うしかないですよね。
一度戦えばあとは泥沼。
撃って撃たれて、敵討ちや復讐、怨嗟の渦へ…
実際、友達が殺されたから、という理由で前線にたつ子もいるのだそうで。
国連の介入も、お互いの合意がなければできないはずなので、恐らく両軍と後ろ盾が疲弊しきるまでは、この悲劇は終わらないことでしょう。
国連職員やNGO職員も人間。
ガンガンにやり合っている中で、平和構築や維持活動など出来ないのです。
停戦しても、子ども兵を元の生活に戻すのは至難の技なのです。
兵士として駆り出され、ろくに勉強もさせてもらえなかったばかりに、生きていくために犯罪に手を染めてしまうのは残念ながら当然のこと。
武器を捨て、職を身につけさせ、犯罪をしなくても生きていける環境を作る。これが平和構築の重要な要素ですが、なかなか上手くいかないことが予想されます。
子ども兵は明確な人権の危機。人類全体にとって、不利益。
一刻も早い停戦と、一人でも子ども達が元の生活に復帰できることを願うばかりです。